NEW 2026.03.10
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“伸ばすだけ”で血糖値が下がる? ストレッチの意外な力

“伸ばすだけ”で血糖値が下がる? ストレッチの意外な力

ウォーキング、スロージョギング、レジスタンスエクササイズなどの運動は、血糖値の改善に効果があります。これらに共通するのは、大きな骨格筋をしっかり動かすことです。しかし、運動は苦手、つらい、時間がない、雨や寒い日は気が進まないと感じる方も多いでしょう。そんなときにおすすめなのが、オフィスや自宅で気軽にできるストレッチ運動です。

ここでは、糖尿病または糖尿病のリスクのある男女22名を対象に、食後のストレッチ運動が血糖値に与える影響を調べた研究をご紹介します。参加者には食後2時間にフルーツジュース(糖質43グラム)を飲んでもらい、その後の血糖値の変化を観察しました。

ストレッチ運動は二人一組で行い、ストレッチを受ける人の筋肉が心地よく伸びるよう、もう一人がサポートします。

1回のストレッチは約30秒、15秒の休息を挟んで4回繰り返します。22名の方には2回の実験にご協力いただき、ストレッチを行った場合と何もせず安静にした場合を比較しました。その結果、20分間のストレッチ運動を行った場合、血糖値は168(mg/dl)から137(mg/dl)に低下しました。一方、何もしなかった場合には、血糖値の変化はほとんど見られませんでした。

ストレッチは無理をしないで気持ちよいと感じる範囲で続けることが大切です。すきま時間に筋肉をゆっくり伸ばすだけでも健康づくりに役立ちます。お一人で簡単にできるストレッチ運動は、ふくおか健康ポイント+に掲載されているストレッチ動画をご参照ください。

参考文献
Nelson AG, Kokkonen J, Arnall DA. Twenty minutes of passive stretching lowers glucose levels in an at-risk population: an experimental study. J Physiother. 2011;57(3):173-8.

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