NEW 2025.07.31
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重力がない世界から学ぶ骨活!~ステップエクササイズのすすめ~

重力がない世界から学ぶ骨活!~ステップエクササイズのすすめ~

 国際宇宙ステーション(ISS,高度400㎞で地球の周りを移動している)に滞在する宇宙飛行士は、トレッドミル、自転車エルゴメータ、抵抗運動器の3種類の運動器具を使い、毎日2時間の運動を行っているそうです(宇宙航空研究開発機構HPより)。これは、ISSでの長期滞在によって生じる下肢の筋肉や骨量の減少を防ぐためです。 

地上では重力によって骨に荷重がかかり、骨の形成が促進される一方、宇宙では重力がほとんどないので、骨にかかる刺激が減少し、カルシウムが骨から溶け出してしまうことで骨がもろくなってしまいます。そのため、私たちの骨を丈夫に保つためには、骨に適度な刺激を与えることが重要です。その方法のひとつが、自分の体重を利用したステップエクササイズです。 

 ステップエクササイズでは、ステップ台から脚を下すときに体重が骨への刺激となり、骨の強化につながります。また、ステップ台に脚を上げるときには、下肢の筋肉に負荷がかかり筋力トレーニングの効果も期待できます。 

テレビを見ながらの“ながら運動”として、すきま時間に取り入れてみませんか。ステップ台がない場合は、その場で膝を高く上げ、足踏みするとよいでしょう。無理せず、できることから始めてみませんか。 

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