NEW 2025.07.31
- 食事
早食いと肥満について

早食いをすることや間食をすること、寝る前2時間以内に夕食を食べるというような望ましくない食行動が肥満に関連していることが言われています。そこで、2016年(平成26年)度の久山町生活習慣病予防健診結果を活用し、望ましくない食行動をする人には、肥満の人が多いのか調べてみると、早食いをする人はしない人に比べて肥満のリスクが1.8倍高いことが分かりました。(図1)
また、間食や寝る前2時間以内に夕食を食べるという食行動をする人は、これらの食行動をしない人に比べて肥満のリスクが約1.3倍高かったです。さらに、これらの望ましくない食行動が多い人ほど、肥満になっていることも分かりましたので、該当する人には食行動の見直しをお勧めします。
早食いは、満腹になるまでにたくさん食べてしまうことから肥満につながると言われています。早食いをせずにゆっくり食べるには、「よく噛(か)む」ことがポイントとなります。一口の量を減らすことで意識せずに噛む回数が増えると言われていますので、ぜひ試してみてください。1日3回の食事は、運動とともに健康に大きな役割を占めています。まずは日々の食行動を振り返ってみて、望ましくない場合には、その食行動の見直しをして肥満の予防・改善に努めましょう。

